少子化と町議選 · 26日 4月 2022
 矢掛町の町議選が終わった。ここ1週間は選挙カーの連呼に悩まされたが、一言言っておこう。名前を連呼して通り過ぎる候補者がほとんどであった。どの町の選挙でも同じである。政策は一切言わない。「○○です。よろしくお願いします。○○です。よろしくお願いします」。ひたすらこの呼び掛けだけが聞こえてくる。この町の将来についての訴える候補者は私の知る限り1人もいなかった。自分の考えに対してのあらゆる疑問や反対意見をあらかじめ予想して、反対派の説得に当たるという候補者は1人もいない。ようするにそういうレベルだと思えば腹も立たない。言い訳として公職選挙法の条文に、車の移動中は選挙運動をしてはならないという条文がある、だから連呼をしているということである。訳の分からない言い訳である。だとすると車を止めて自分の考えを朴訥と述べる候補者がいそうであるが、そうではない。どこで走ろうがどこで駐車しようが名前の連呼は変わらない。要するに反対派を説得しようという姿勢は初めからない。初めから説得する気はないのである。自分の支持者だけに呼び掛けているのである。  日本中に共通するテーマは少子化である。北は北海道から南は九州まで例外はない。「結婚しようがどうしようがそれは個人の問題だ・余計なお世話だという」。だったら言っておく「お前が今そこにおるのはお前の親が結婚したからだろう!そんなに気にいらなければ死んでしまえ!」結婚が個人的なものなら、そこで生まれる子供たちを何で税金で助ける必要がある。勝手なことを言うな。この野郎!」  議員にとって少子化は他人ごとなのであろうか。.そんなことはない。あの議員もこの議員も実は跡取りがいないのを俺は知っている。近所にも声をかける事の出来る子供はいない。若者に話す言葉を知らないのである。幸い私にはかろうじて孫が2人いる。だから自暴自棄になることはないが、いなかったらどうであろうか。  少子化対策は必要だが、ほとんど有効な政策はとられていない。子供さえ生めば楽に楽しく生活できるように毎月の生活費を母親に直接 国が支給することが必要である。医療費を無料にしても給食費を無料にしても意味はない。乞食根性が増えるだけである。何もしないと同じことである。